後輩たちへ諸々のアドバイス

どうやら前の記事に共感してくれる方がいたので調子に乗って受験関係の記事をもう一個書こうと思う。焦点は高専からの進学。多分この記事を真面目に呼んでくれる人達はきっと4年生とかで、そろそろ進路のこと考えないとまずいだろうなって危機感持ちだしてるんだと思う。けど安心していい。受験はおおよそ一年後だからしっかり準備すれば大丈夫。

で、具体的な内容を書く前に1つだけ。僕の実体験と考えから書くからクラスで成績上位を占めている人たちはあまりアテにならないかもしれない。どちらかというと成績が振るわないって人を対象に書くことを頭に入れておいて欲しい。

ちなみに僕の高専卒業時クラスには34人いた。そこでの順位は34位だった。つまり最低辺だ。それでもなんとか進学できてこうやって旧帝大の大学院に受かったから誰だってやりゃできる。

じゃあ、内容に入っていく。

何故進学するのか

進学の理由なんてなんだっていい。世の中大卒が当たり前の時代になったからとか夢のキャンパスライフを満喫したいからとかそんなくだらない理由でも全然構わない。ただ、ある程度目的意識持たないと最低でも120万円をドブに捨てることになる。

あと、研究職に就きたい人は修士を取った方がいい。準学士と修士じゃ業務内容が異なる企業の方が圧倒的に多い。より頭使って働きたいなら大学に行くことをおすすめする。

多分就職先とか気にしてる人いるかもしれないけど、地方国公立大学に行くなら高専で就職した方がよっぽど良い企業に楽行けるから覚えておいた方がいい。

最後に断言しておくけど、編入学で夢のキャンパスライフなんてない。

結論

進学する理由なんて関係ない

 

何処に進学するのか

結論から言うとなるべく研究力の高い大学もしくは学びたいカリキュラムを組んでいる大学に行った方がいい。ピンポイントで行きたい研究室を絞るなんて愚行はいますぐやめろ。

少し考えてみて欲しい。成績上位者はこの4年間あるいはそれ以下かもしれないけど、ちゃんと勉強をしてそれなりの成績を取ってきてる。けれど、成績が振るわない人はどうか。ちゃんと勉強をしているかと聞かれたら自信を持ってはいと答えられる人は少ないんじゃないだろうか。もし、はいと答えるならその人はあまり勉学に向いてない。

その、真面目に勉強していない状態で大学に入ってもまた成績は振るわずに同期との研究室配属レースで泣きを見る。そして希望してない研究室に配属される。こういうことが簡単に予想される。

だからはじめから志望の研究室があるからという考えで大学編入するのはよしたほうがいい。

たまに志望の研究室は人気がないから大丈夫とか楽観的な考えを持つ人がいたりするけど、この根拠はあまりあてにならない。

まず、研究室の人気なんてその年の学生に大きく依存する。ある程度の傾向はあるかもしれないけどそれでもその傾向が大きく変わる時だってある。ノーベル賞がいい例だ。高専の受験の際、素粒子系の物理学賞や化学賞、生理学賞を取った年は化学科への志望者が増加する。それと同じで、その研究室が何らかの功績を上げたり、あるいはその分野で大きな発見があったりすると当然その分野へ人が流れる。

次に人気がないということはつまり、その研究室は何らかの問題を抱えていると考えることができる。例えばアカデミック・ハラスメントだったり。だから学生が寄り付かない。

ここで言ってることが全部じゃないし、必ずしも該当するとは限らない。でもそういう理由があるかもしれないことを考慮しないといけないのも事実だ。

だから研究室にこだわらず、いろいろと自由に研究できる環境に身をおいた方がいい。研究力や資金力が高い大学ならある程度融通は効く。

結論

学力に適したなるべく研究力の高い大学を受けろ

 

専攻科という選択肢

最後に専攻科について書こうと思う。専攻科のメリットというのはやっぱり二年間卒研に着手できるので個人の研究力が向上することと学会に早くから出れること。対してデメリットはというと15歳から高専に居続けるので外の環境がいったいどんなものか把握しづらいことだ。

まず、研究力だけど確かに二年研究してれば経験を積める。けど、高専の設備というのは大抵の大学よりも劣る。そもそも資金力が圧倒的に低い。それで十分な実験をできるかというと怪しいし、はたして本当に研究力がついたかと言われると難しい。それに、研究力を上げるのは自分の頑張り次第なので一年あれば取り戻せる。要はやり方次第で一年のブランクはなかったことにできる。

あと、研究室が代われば少なからず研究内容が変わる。それで視野を広くすることだってできるけど、専攻科にそのまま上がるとそれができないのもポイント。逆に言えば専攻科はひとつのことに専念できるということでもある。

次に学会に早くから出れることだけど、正直言ってあまり魅力がないと思う。院生にならなくても学会には出られるし、発表もできる。そもそも高専の研究力で学会発表って数えるくらいしかないんじゃないかな。確かにその一回で成長はできると思うけど、さっきと同じでそれは個人の頑張り次第で追いつける。

最後に高専外の環境を把握できないデメリットについて。といっても僕も実感はない。ただ、大学という場所を知れるし、そこにいる人達がどのようなもので、高専生がいかに特殊かということを知れる。あと、それなりに対人能力も身につく。

結論

専攻科は滑り止め

 

ちょっと小言

これから受験する後輩にアドバイスを書いたつもり。多分一つの意見として取り扱ってくれるんじゃないかなと思ってる。

この前の院試の記事で言ったけど、人間が大きく成長出来る機会っていうのは外的要因が変わった時だと考えてる。だから僕自身居所をころころと変えてる。それに専攻科を推奨しない。

実体験を書くと、僕は4校の編入試験を受けて3校落ちた。長岡技術科学大学名古屋工業大学・兵庫県立大学の3つだ。この時の僕の心境は研究職に就きたいと高分子の勉強がしたいとどこでもいいから実家を離れたいだった。理由なんてどうだっていい。それで勉強はというと、偏微分と行列を少し計算できるようになった程度しかしてなかったから3校とも落ちたのは当然。で、最後の滑り止めに京都工芸繊維大学があった。高分子機能工学科は数学と英語と面接だけだったから受かった。何故か知らんが運が良かった。そんでもってちょっと心変えて講義を受けたらだいたい真ん中くらいの成績で4年に上がれた。研究室配属は第二志望の研究室。このくらい。

心入れ替えればできるし、大学院から旧帝東工とかの上位校に行きたいなら頑張れば行ける。だからこれから受ける人達は頑張って欲しいし、何か聞きたい事があればtwitterfacebookで聞いてくれれば答える。一応載せとく。怖いけど。

twitterたーちゃる

facebook三村賢人

 

まとめ

・受験の理由はご自由に

・大学の研究力を調べろ

・専攻科は滑り止め